最後の引っ越しと名画座手帳2017の小ネタ

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晴れ。引っ越し最終日。結局、8月から2ヶ月かかった。『名画座手帳2017』や『BOOK5』21号の入稿と手帳界隈の企画、原稿の締め切りなども重なって、相当な時間がかかってしまった。古物の移動、住民票の移転、有り難いことに量のある買取りが重なったこともあるが、いちばんよくなかったのは台風と雨で、ハイエースを借りた日に限ってものを動かせずに断念するなどした。6月、7月の呑気さを恨みたい。
物置きの品物をどんどん移動させる。豆ちゃんの運転で7往復(代車のためあまり積めない)。グッタリ。焼肉食う。手帳の販促もおろそかで辛い。

そういえば、『名画座手帳2017』には石坂洋次郎の原作となった映画のリストがついている。
石坂洋次郎原作で、戦前に『まごころ』という映画が撮られているが、このもととなったのは「むらさき」という雑誌に掲載された連作である。
この「むらさき」は、紫式部学会編集の雑誌で、巌松堂書店(むらさき出版部)から出ていた。この作品が掲載されているのは、当時同店に勤めていた、今も続く古本屋さんの創業者の方がきっかけで、そのエピソードは藤井正『私の古本人生』(こつう豆本)に「石坂先生との出会い」に詳しい。
そういえば、同出版部からは、『まごころ』の前年に、山之口貘の最初の詩集『思弁の苑』を発行している。古本屋と作家(詩人)の関係は、買入れや販売だけではないのだ。